10: ◯副
委員長 ただいまの
報告に対し、何か
質問等はありませんでしょうか。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
11: ◯副
委員長 ないようですので、以上で、
報告事項関係を終了いたしました。
この際、当局から
報告を受けた
事項以外で、
皆様から何か発言がありましたら、お願いいたします。
12:
◯花木則彰委員 何点かといいますか、ちょっと量が多いんですけれども、お聞きしたいことがありますので、
質問させていただきたいと思います。
まず第1には、
少子化対策の
緊急交付金が厚生省から今回出されるということで、それに対しての対応を
仙台市の方でも今されていると思うんですけれども、17億余りの今回の
交付金ということで、どのように使われていくのかということについて、まず
説明をしていただければと思います。
13:
◯健康福祉局長 少子化対策の
臨時特例交付金につきましてでございますが、これにつきましては、私
ども健康福祉局だけの
事業ではございませんで、この
事業の
趣旨に沿いまして、
保育関連事業それから幼稚園を中心といたしました
教育関連事業、その他
少子化対策事業として、現在
検討を行っておるところでございます。
14:
◯花木則彰委員 今回の
交付金の
目的としては、
待機児童の
解消をまずぜひ急いでやると。そのための
交付金だというふうに国の側は言っているわけですが、なかなかこう使いづらいと、それも期限を迫られて大変だという
お話も実際に聞いておりますけれども、実際
待機児童解消に役に立つような
使い方ということでは、どういう方向で今考えておられるのか、お聞きしたいと思います。
15:
◯保育課長 まず第1点としまして、
新設保育所の
創設、それから
認可保育所の
施設整備を図ることによります
定員増、あるいは
施設の
充実。それから
無認可保育所につきましては
設備整備という範囲がございますので、その3点から
保育課としては
要望を取りまとめて取り組んでまいりたいというふうに考えております。
16:
◯花木則彰委員 新設の
保育所ということなんですけれども、5か年
計画で1万人の
保育体制をということで
計画されていると。それとの
関係では、今回の
交付金で行われる
新設というのはどういう位置づけになるんでしょうか。
17:
◯保育課長 今回の
交付金につきましては、原則としまして11年度限りの
交付金でございますが、13年度末まで最大繰り延べることができますので、その中で12年度あるいは13年度に1万人
体制を
早期に達成すべく
新設の
保育所をつくってまいりたいというふうに考えております。
18:
◯花木則彰委員 そうすると、その1万人
体制のこれまでの5か年
計画の前倒しといいますか、その
計画の完了を早くするという
意味で
交付金を使うということなんでしょうか。それとも、1万人の
計画に上乗せして今回の
保育所新設については考えるということなんでしょうか。どちらでしょうか。
19:
◯保育課長 1万人
保育体制の
早期実現を図るということをまず第1に考えております。
20:
◯花木則彰委員 急いで達成していただくのは当然なんですけれども、今回の
交付金の
趣旨からいえば、やはり
待機児童解消に向けて特別に出された
交付金ですので、ぜひ上積みになるような形で努力をしていただきたいというふうに思います。
あわせて、
既存の
市立保育所については
待機児童の
解消につながるような
交付金の
使い方、あるいは先ほど
話題になりましたような
衛生安全面での向上につながるような
使い方というのは、考えておられるんでしょうか。
21:
◯保育課長 既存の
民間の
認可施設──
保育所はもちろんでございますけれども、
公立の
保育所の
施設整備につきましても、ただいまのような
観点を十分に考えた上で、今回の基金を充ててまいりたいというふうに考えております。
22:
◯花木則彰委員 ぜひ、
市立保育所でもまだまだ不足している、
乳幼児の
保育のための
施設整備というのを今回の
交付金をぜひ有効に使って進めたり、先ほど
話題になったような
水道の
施設というのは割とお金がかかるということで認められないことが多かったようなんですけれども、今回こういう
交付金を機に、そういう面についてもぜひ
充実させていただきたいと。これは
要望です。
あと、
民間の
認可園についてなんですけれども、ここでは
説明会を開いて、そしてきょうまでに
予算要望といいますかそういう
要望について出すようにということで
お話をされているようなんですが、なかなかこれは市の方としても言いづらくて大変なんだと思うんですけれども、どういう
要望事項で今回要求すればいいのかというのは、それぞの園で相当困っておられるということを聞きました。実際には、例えば
待機児童解消につながるということでは
園舎を広げるだとか、そういうふうに使えれば一番直接的なんだけれども、それについては別の
補助金の体系でというふうに言われていて、具体的にどういうものを
要望するのかということでは難しいなという声が実際に出ておりましたが、その点について、例えばこういうものを想定しているんだというのがありましたら、教えていただきたいと思います。
23:
◯保育課長 既存の
施設の
待機解消という
観点もございますけれども、
少子化対策という
観点ももう
一つ今回の
交付金にはございますので、そういう
意味から
既存部分の
施設面での
充実──先ほど
委員おっしゃいましたような
衛生面での
設備面とか
施設の
充実というものも当然その中に入ってこようかとは思いますけれども、そういったような
既存施設の
内容の
充実に向けて御利用していただけたらというふうに……。具体的にというのはその
施設施設でございますので、私の方では特にこれとこれというふうには申し上げなかった次第でございます。
24:
◯花木則彰委員 きょうまでということですので、いろいろ出されてくることと思いますが、それぞれの園で今、実際には10%増しで
定員を超えて
児童を受け入れていただいているわけで、それぞれ園でいろんな
矛盾が出ていると思うんです。そういう
矛盾を
解消するのに役立つように、ぜひ出された
要望については最大限実現できるように努力していただきたいと思います。
次に、今度は
無認可の園についてなんですが、ここでは
施設ではなくて
設備面の
充実というふうになっていて、若干枠が狭いように思うんですけれども、いろんな
要望がありますけれども、特に
衛生・
安全面での
備品ということでどうかという提起があったというふうにお聞きしました。ことしの夏は非常に暑かったんですけれども、特に
乳幼児の
保育をする上ではとても暑いときには、やはり
エアコンのきいた部屋というのは、全体でなくても一部は必要だと。そういうところでの
エアコンの
要望も出ているんですけれども、こういう
要望というのは、この
交付金の中で可能でしょうか。
25:
◯保育課長 基本的に、
無認可保育所につきましては、
施設整備にかかわるものには使用できないという限定がございますが、
エアコンの設置につきましては、恐らく
備品という
扱いで──簡単な
工事は当然伴うわけでございますけれども、本体の
目的からして
備品という
扱いで助成できるのではないかというふうに考えております。ただ、金額的な面がございますので、
予算の枠がございますので、そちらの方の上限といいますか制限はこれからあるんだろうと思いますけれども、
備品としての
エアコンは設置できるのではないかというふうに考えております。
26:
◯花木則彰委員 あわせてですが、これはちょっと微妙だなと思って僕も聞いていたんですが、
無認可の
保育園で
子供用の
トイレが今数が少ないと。人数も相当いるんだけれども、その
トイレの
増設をしたいと。
トイレの
増設自体の
予算というのは組んだんだけれども、では
工事の人を頼んだら、
水道管が昔の13ミリの細いのがずっと入っていて、結局そのままでは
工事ができないと言われて困っているんだと。こういうときに、
衛生面ということで、
水道管の
工事とか、そういうものも認めてもらえないのかということで
お話が出ていました。先ほどの
施設面というのから限りなくそっちに近いものですからなかなか難しいのかなと思っているんですが、これは
質問というよりも
要望なんですが、ぜひ、実際に今
子供たちを受け入れて、そこの中で困っている中身についてこたえられるように、
紋切り型で切っていくのではなくて、最大限それぞれの実情をつかんだ上で、有効な
使い方をしていただければと思います。これは
要望です。
あと、
質問ですが、もう
一つは
放課後児童対策でもこの
緊急交付金を使えるのではないかというふうには思いますが、
仙台市ではこの面で使うということは何か考えておられますでしょうか。
27:
◯児童保健福祉課長 今回の
特例交付金に関しましては、
放課後児童健全育成事業の対象としては今のところ考えていないところです。
28:
◯花木則彰委員 放課後児童対策については、空白がまだまだたくさん残っている中で、もっと基本的な取り組みが求められているんだと思いますが、もしそういうのが間に合えば、有効なものは有効に使っていただければというふうに思います。
続けて、
長町保育所の問題についてちょっとお
伺いをしたいと思います。
長町保育所の父母の会が
情報開示の請求を行って、新しい
民間保育園の
創設にかかわるすべての
資料ということで
情報開示要求をしました。そしてその一部をきのうちょっとだけ見せてもらったんですが、その中で私おやっと思った
資料がありまして、それについてお
伺いしたいと思います。
仙台市及び長町自由の
星保育園通園地域の
人口等の
推移及び将来
推計に関する
資料というのが中に入っていたんです。この中でそれぞれの要
保育児童数ということで、
平成5年から
平成15年まで、これまでの実際の数とそれから
推計も含めて、
長町保育所の
通園地域におけるこの表が入っていたんですけれども、これについては、市の
保育課の方でまとめた
資料でしょうか。
29:
◯保育課長 恐らく、おっしゃっている
資料は「
仙台市及び仮称長町自由の
星保育園通園地域の
人口等の
推移及び将来
推計に関する
資料」という
資料だと今考えておるんですが、それにつきましては、
保育課で作成いたしたものでございます。
30:
◯花木則彰委員 この中で、例えば
平成5年の時点では
通園地域の要
保育児童数というのは437とあります。そして
平成11年度では791人にふえています。
平成15年度では1,191となっているんですが、これはそのとおりでしょうか。
31:
◯保育課長 そのとおりでございます。
32:
◯花木則彰委員 私はこれを見て非常に驚いたのは、やはり
長町保育所の
通園地域の要
保育児童数というのは、これまでもふえてきたし、これからも相当の勢いでふえるということを、市としても十分わかっているということだなと思ったんです。具体的には
平成11年度が791で
平成15年度が1,191ですから、400人ふえるんですね、これから。400人というのは、大体今
保育所は
定員90とか120とかそのぐらいですから、大ざっぱに言って
四つ分くらい
保育所をつくらないと、これは吸収できないということになると思うんですが、こういった
状況からして、今回自由の
星保育園が
民間で
新設されるということがあったとしても、
公立の
長町保育所を今廃園にしてしまうということが、この見通しから言っても随分かけ離れた方針といいますか
考え方のように感じられるんですが、その点についていかがでしょうか。
33:
◯保育課長 ただいまの
資料でございますが、この
数字の
伸びにつきましては、過去の
伸びを単純に毎年掛けていくという、いわゆる単純な
推計で、
保育課で独自に算定したものでございます。それからその
数字に関してですが、確かに
保育所の数としては相当数必要になろうかとは思います。ただ、その
保育所を
新設する場合に、
地域的な
バランスというものもまた
一つ考えた
新設をしていかなくちゃないんじゃないかなというふうに考えておりまして、同一
地域に2カ所、それも
一つの
考え方だとは思いますが、適切な
保育所の配置も大変重要なことではないのかなというふうに考えております。
34:
◯花木則彰委員 バランスというのは、やはり全体として数が足りた上で
バランスがとれていればよりいいということになると思うんですが、絶対数が足りなくなるのが見えている中で
バランスをということをやはり主張されるのはいかがかと感じます。これについては引き続きまたいろいろ調べさせていただきたいなと思います。
続きまして
介護保険の問題に移らさせていただきたいと思いますが、まず、今度
策定委員会が8月30日に開かれて、そこで
中間案がまとめられるというふうになっていますね。その中で、
議会といいますか、あるいは
当該の
常任委員会である
民生衛生委員会では、この
中間案をまとめる上においての
議論というのはどういうふうになされるんだろうなというのは、ずっとこの間思っています。やはり
当該の
常任委員会ですので、さまざまな御
意見をそれぞれ
委員の方からも出していただいて、そしてそれを踏まえて市としても
中間案なりをつくっていくというのが当然ではないかと感じているわけですが、その点いかがでしょうか。
35: ◯
介護保険準備室長 介護保険事業計画中間案のまとめ、8月30日の
策定委員会の方でお願いをしておりますけれども、その
内容につきまして
議会の方で御
議論いただく場面といたしましては、まず
一つ、月曜日に
介護支援制度等調査特別委員会がございます。その中で8月30日に向けましての現在の
状況をお示しいたしまして、一定の御
議論をお願いしたいと思っておりますほか、
常任委員会につきましても、9月の
定例会期中の
常任委員会の中で御
議論をお願いしたいと現在考えているところでございます。
36:
◯花木則彰委員 9月の
常任委員会ということになりますと、
中間案としては決まった後になるのではないかと思いますし、実際10月1日号の市政だよりでそれを
市民に知らせるということになれば、結局その
中間案の発表前のいろんな
議論やその
意見を踏まえた
検討というのはされないことになってしまうのではないかと危惧をしています。特に、それぞれ小さな
改善については後々でも当然間に合うと思うんですけれども、大きな
部分についてどういう
姿勢で市が
事業計画を策定するのかということについては、やはりできるだけ早く
議論をするし、それを取り入れた
検討をしていただきたいと感じています。
中でも
保険料負担の
軽減措置の問題なんですが、国の
制度としてなかなかここについて明確な答えが出てきていないというのははっきりしていますが、しかし
保険料の
負担というのは非常に高過ぎると。特に65歳以上の
高齢者の方の
保険料負担が高過ぎるんだという受けとめは、これは今回含めて相当広い受けとめになってきているんではないかと。聞くところによれば、与党の中でもいろんな案が出てきていて、3700億円で浮く
部分というのをその
保険料負担に入れれば全体として半分になるとか、あるいは65歳以上の
部分だけでも半額にしたらいいのではないかという話が出てきたり、地方自治体の
担当者としては全く決まったものが出てこないという
意味での困り方というのは当然あるかと思いますが、しかし
軽減をやはり必要をしているということは、
当該の
実施主体である市としてやはり明確にして、そこの
軽減を求めるという態度と、それが国の
制度としてならないまでも市として独自に
対策を打つという
姿勢が必要なのではないかなというふうに思います。特に
保険料の
負担の
軽減措置について、
事業計画の中あるいはそれ以外でも、何か考えておられることがあれば、教えていただきたいと思います。
37: ◯
介護保険準備室長 保険料の
負担の
軽減につきましては、
全国市長会を通じまして
要望が出ている
部分がございますけれども、市独自としての
軽減措置ということは現在のところ考えておりません。
38:
◯花木則彰委員 ぜひこれは
検討すべきだというふうに私は思っているんです。こういう
問題点等をやはりよく
議論して、
中間案なり
事業計画自体がつくられていくということがどうしても必要だと感じています。それが通る通らないは別にして、やはりよく
議論されると、その
現実性について
検討されるという経過がどうしても必要ではないかと感じています。
そのほか
利用料の
負担の
軽減の問題についてもありますが、まず基本的な問題として、これまでも
福祉施策について
後退させないということが、
介護保険導入に当たっての一番大事なポイントではないかと思うんです。どれだけよくしていくかというのもありますけれども、少なくとも
後退はさせないと。その
後退をさせないといったときに、
一つは
施策の
メニューがちゃんと引き継がれるといいますか、なくならないというのが一面と、もう
一つは
負担増があって、
メニューとしては残っているんだけれども、これまで利用してきた人が
負担増のために利用できなくなってしまうということがないようにという二つの側面があると思います。
特に1番目の、
メニュー自体がちゃんと引き継がれるのか、なくなることがないのかということについてお
伺いをしたいと思います。
介護保険の中で上乗せ、
横出しを行うかということについては、8月30日の
策定委員会で最終的に
議論されるんだと思いますが、
介護保険の中でやるのか、あるいは
高齢者福祉として継続するのか。どっちかでなければ
メニューとしては引き継がれないということになると思うんですけれども、それはそういう理解でよろしいでしょうか。
39: ◯
介護保険準備室長 結論といたしましては、
委員おっしゃるとおりかと思いますが、まず
介護に関する
サービスにつきましては、今回の
介護保険制度創設の
趣旨あるいはその中で
介護サービスが一体的に
保険の中で選択ができるようにといったような
趣旨を踏まえまして、一義的には
介護保険制度の中で取り組むべきという考えは持ってございます。ただし、
保険料の
負担への影響ですとか、あるいはニーズ等、どの程度の需要があるのか、供給
体制があるのか、そういったさまざまな
部分で
介護保険制度の中で実施することが困難といった場合には、現行
施策につきましてどうするかという
検討を別途するということになろうかと思います。
40:
◯花木則彰委員 介護保険の
事業計画の
中間案と
高齢者福祉計画の案というのを同時に市政だよりにお知らせするというふうになっているわけなんですが、そうすると
介護保険について上乗せ、
横出しをしないと、今回の厚生省の法定
メニューだけで終わりというふうにした場合、そこから外れる
部分の
サービスについてはそこから
検討を始めるということですか。それとも
検討しなければならないというお答えというのは、基本的には引き継いでやると、それを
高齢者福祉計画の方に取り入れるように考えているということで考えてよろしいんでしょうか。
41: ◯
介護保険準備室長 基本的には、現行の
サービス水準、
委員御指摘の
部分、
後退のないようにということで、これまでも御答弁をさせていただいておるところでございます。そういう
意味では、
介護保険の中で実施しないといった場合にも、その方向で現行
サービス水準の維持という
意味では
検討がなされるものと思います。
42:
◯花木則彰委員 わかりました。
あと、7月26日に
介護認定審査会の運営要綱案というのが厚生省から出されて、その中では
介護の認定について、これまでの1次判定を事実上重視して2次判定では余り変更させないという
考え方から大分変わってきたような受けとめを私はしてるんですが、つまり2次判定について重視をするという方向が出されたと思うんです。その
一つのあらわれとして、審査会とは単なる文書だけの審査ではなくて、審査員が必要だということになれば、訪問
調査を行った
調査員やかかりつけ医師あるいは本人も含めて出席を認めるという中身が入ってきているんですが、これについて、市の方としては認定審査会の運営上何かお考えになっていることはありますでしょうか。
43: ◯
介護保険準備室長 認定審査会の中で、
調査員あるいはかかりつけ医師、そういった方を御
意見を聞くためにお呼びするというのは、
平成10年度のモデル
事業の中でも要綱上うたわれていたものでございます。それに基づきまして、要綱に先立ちまして、本市といたしましてはそういう方をお呼びしたときの謝礼といったものを既に
予算の中で計上させていただいているところでございます。
44:
◯花木則彰委員 私は、今回の
介護の認定に当たって、やはり
調査員の方の
意見といいますか、なかなかコンピューターのシート上に乗っかってこない、お年寄りの方の生活
状況だとか、身体
状況等も含めて、もっともっと重視していかないと、実態から大分離れていくのではないかと感じているんです。
調査員の方が特記
事項を書くということになっているわけですが、できればやはりもっとそういう方の
意見が認定審査の中に反映されるように保証していく必要があるのではないかと。審査員が求めればですが認定審査会に出席を認めるということになっているわけですから、求めたときに速やかに
調査員が出席できるような
体制といいますか、実際には1日の間で45件なり処理するわけですが、その中でこの人についてはちょっと
調査員の人の
意見を聞きたいなと思ったときに、それは今回は
なしにして改めて次回ということになれば、月2回しか開かれないわけですから、どんどん日程が遅くなってしまいますよね。そうすると、求めたときに
調査員が出席するためには、ある
意味では控えていないといけないということになるのでないかと。
また、その審査会に審査を依頼するその件については、そうするいろんな
調査員の方がばらばらに審査する45人の中にいたのでは、いる方も大変だけれども、実際に
一つの審査会は月2回だけれども、36合議体あるわけですから、それがそれぞれいろんな形でやれば、控えてるといえば毎晩のようにどこかで控えていなければいけないということになってしまうので、その審査会への審査の割り振り自体も、
調査員の
地域と審査会が審査する
地域を一緒にするだとか、そういう運営上の工夫が必要なのではないかなと思っているんですが、こういった工夫といいますか、
考え方については、今
検討されていることというのはないでしょうか。
45: ◯
介護保険準備室長 運営という
意味では、まず
一つ特記
事項の
調査員ということになりますと、特記
事項に関してということが考えられるわけでございますけれども、モデル
事業等を実施した中で言いますと、まれなケースと考えられるところが
一つございます。そういったことで、
委員御指摘のように常時
委員会が開かれる都度待機させるというのは現実的ではなかろうと思っておりますが、一方で特記
事項につきましては、現在
調査員の研修をやっている中で、特に特記
事項の記載の仕方──どういう場合にどういうことを記載すべきかといったところに、重点的に研修を実施しておるところでございます。そういった対応で、できるだけ
調査員が同席しなくても的確な審査判定ができるような方向で現在やっているところでございます。
46:
◯花木則彰委員 わかりました。
調査員の出席について、もっと広く可能となるような運営方法というのをぜひ
検討してもらいたいというふうに
要望したいと思います。
長くなって申しわけありませんが、
最後に在宅
介護支援センターについてお聞きしたいと思います。6月30日付で在宅
介護支援センターの運営
事業等実施要綱の一部改正というのが厚生省の方から出されました。この中身の中では、在宅
介護支援センターというのは総合的な相談に応じる役割を果たすということで、まさに
介護保険がスタートするに当たって大事な役割だと思っているんです。
仙台市では15カ所の設置
計画を持っているわけですが、しかしこの厚生省の要綱を見てみますと、中学校区単位でやはり必要だという
考え方、あるいは基幹型といいますか、それぞれの単独型の支援センターを取りまとめていく基幹型のセンターも人口10万人に
一つぐらいで必要なのではないかという、そういう
考え方がこの中にあると思うんですけれども、
仙台市ではこういう一部改正も受けて今
検討されている中身というのはありますでしょうか。
47: ◯高齢保健福祉課長 在宅
介護支援センターでございますが、
委員御指摘のように現時点で14カ所設置しておりまして、今年度中に竣工ベースでございますけれども1カ所ふえまして、目標どおり15カ所ということでございます。国の方で中学校区に
一つとか、基幹型も人口10万人に1カ所とかというふうな形で、
介護保険制度をにらみながらいろいろな要綱改正等を行っているわけですけれども、そのような国の
制度の変更とかを踏まえまして、現在基幹型とかの
説明も含めまして、
検討を進めておるところでございます。
48:
◯花木則彰委員 その
検討は、いつぐらいに結果が出るといいますか、今度の高齢福祉
計画の中に入る中身で
検討されているんでしょうか。それともそれとは全く別個にゆっくりとやられているのか、どちらでしょうか。
49: ◯高齢保健福祉課長
検討でございますが、可能な限りというか、早急に
検討を進めるというようなことでやっております。
50:
◯花木則彰委員 市民から見て、今回の
介護保険というのが非常にわかりづらいということがあります。その中で、相談窓口というのは非常に大事な役割を果たすと。区役所のほかにも、この前は薬局の問題も出ておりましたけれども、市としてそういう窓口をどんどんふやしていくということは急いで求められていて、ぜひ今回の
計画の中に入るようなテンポでやっていただきたいと思っています。
いろいろ述べさせてもらいましたけれども、
中間案が発表されて
市民の
意見を聞くということなんですけれども、
市民の
意見を聞く場所というのが、どうもはがきで
意見を聞くということになっていて、この前やったような
説明会なども行われないということを聞いていますが、例えばこの前の
説明会でも
仙台市では市内50カ所だったんですが、多賀城市では105回だか108回だかやっているんですね。同じ町内会で時間帯も変えながらやるというきめの細かい
説明会をやったそうです。
仙台は50カ所やって、いろんな
意見が出されて、中でももっともっと教えてほしいと、もっと知らせてほしいんだという声がたくさん
市民の方から出されたと思うんですが、今回
中間案を発表するということであれば、当然これまでにも増してしっかり
説明もするし、
市民の
意見を直接聞くという努力をすべきだと思うんですけれども、ぜひそのことは必ずやっていただきたいと思います。
最後、これだけ聞いて終わります。
51: ◯
介護保険準備室長 市民の方に対する
中間案の御
説明ということでございますけれども、現在のところ、市政だよりに掲載ということで、広く中学校区単位ですとか、そういった単位での
説明会というのは予定していないところでございます。できるだけ市政だよりの方でわかりやすいような
内容にしてまいりたいと考えております。
52:
◯花木則彰委員 それでは全く足らないと思いますので、いろいろ職員の方の御苦労はあるかと思いますけれども、やはりこれだけ大きな
制度をつくるというわけですから、それにふさわしい努力を行政当局としては
最後までやるということで
検討していただきたいということを
要望して、
質問を終わります。
どうもありがとうございました。
53: ◯山口津世子
委員 私は、6月の
議会におきまして救急告示病院をふやしてほしいということと、また救急車で搬送する時間の短縮の
改善を
要望いたしましたけれども、そのとき、市の医師会とか、また市内10カ所の
医療機関の方たちと連携をとりながら
改善の方向に向けていきたいという
お話を
伺いました。その後、そういうような打ち合わせが持たれたのか、また、持たれたならばそういう
お話し合いの中で何かしらの
改善が見えたのかということを教えていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
54: ◯
地域医療課長 救急告示病院の指定に関する件でございますけれども、会議につきましては、現在そのような場としましては、私どもの所管では
地域医療対策協議会でございますけれども、先般の
議会以後はまだ開かれておりません。なお、これらの問題につきましては消防局におきましても所管しているところでございますので、そちらでは近々会議が開かれるということでございます。
なお、告示病院につきましては、現時点では18機関となってございますけれども、先般2
施設から申請がございまして、現在県への進達などの事務手続を進めておるところでございます。ここ1カ月くらいのところで、合わせて20
医療機関になろうかと思っております。
55: ◯山口津世子
委員 ありがとうございます。本当に、
一つでも早くふえてくれればいいなと、そんな思いで
地域の方からの声を代弁してまいりました。また、その救急告示病院のことにつきましても、先般24日の河北新報にも載っていましたが、藤井市長から宮城県へ49件の
要望事項を申し出されたという
お話をニュースで見ました。それで、その中にも救急
医療体制のことも入っていましたので、何かのいろんな
検討はしてくださっているなとは思っていたんですけれども、とにかく今この100万都市になったときに、1日も早く救急
体制を整えていただきたい。そのように思います。
また、先般も伺ったときに、これは県が認可する
事業だというふうに
伺いました。そういうときに、市として、県として、また国として、この救急告示病院になったときに何かしらの応援というか援助というか、そういうものがあるのかどうか。その点を教えていただきたいと思います。
56: ◯
地域医療課長 告示病院になりましての、告示を受けるに当たっての病院側のメリットということでございますけれども、これにつきましては、病院の建物の新築・増築あるいは機械等の
整備に当たりまして、社会福祉
医療事業団というようなところからの割り増し融資
制度を受けられるということがまずございます。それから、これは税の
関係でございますけれども、不動産についてはございませんけれども、救急
医療機器の
関係で固定資産税の減額
制度があるということが
一つあります。そのほか、宮城県の
地域医療情報センターの
事業としまして、救急
医療情報の確保の
関係で、これは告示
医療機関に対して年間20万の
補助金が出ているというところでございます。
57: ◯山口津世子
委員 ありがとうございます。救急病院の場合は24時間
体制と、また医師の確保とか看護婦さんの
体制づくりとか、本当に24時間という大変なお仕事だと思います。そういう
意味でも、もう少し100万都市
仙台が本当に救急に対してもっと身近な応援をして取り組まなければ、今の二つの機関が申し出をしていると
伺いましたけれども、なかなかふえる現状にはならないのではないか。そういうふうに思いますので、その辺もまた、市としても考えていただけたらいいのかなと、そんなふうに思っております。
それから、本当にこれは
地域の方からの御相談で、私も本当に悲しい思いをしたんですけれども、先般、大学病院の前で女子高生が交通事故で亡くなるという事故がありました。そのときに、大学病院のところに救急病院があるにもかかわらず、
市立病院の方に運ばれたということで、そして家族の方は、多分あの
状況では近くでも助からなかったのではないかという思いもあるようでございますけれども、でも、すぐそばにそのような病院がありながら、なぜその離れたところまで救急車で連れていかなければならなかったという、本当にその
部分が非常に悲しくて、いまだに何とも吹っ切れない
部分があるという声を
伺いました。また、御近所の方とか、その子供さんとお友達の方たちも、何か違うんじゃないかと、もう少し現場を見て、そこで判断をしていただけるような救急
体制がなければ、これから本当にいつ、どこで何があるかわからないときに、そういう判断をしていただけるような、例えば協力病院を設定するとか、また今これだけコンピューターが便利になっておりますので、例えば何百メートル以内とか何キロ以内のところに協力病院がないかということを何かシステムで作動したときに病院が反応してくれる
状況とか、何かしらこれから
改善をしていただきたいと、そのような
お話も
伺いました。かつても、病院の前で倒れた方が少し離れた救急病院に搬送されたということも伺ったことがありますけれども、こういうことのないように、またこういう思いをすることのないように、当局の方としても何かしらを考えていただいて、そして対応をしていただきたいと、そのように思いますので、何かそのことに対して考えたことがあったら、教えていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
58:
◯健康福祉局長 この救急
医療につきましては、まだまだ
整備を要する
事業だというふうに私どもも受けとめておりまして、現在も、告示
医療機関についてもできるだけふやしてまいりたいという考えはあるわけでございますが、そのほかにもただいまの御
質問にありました救急車搬送という視点を重視しまして、病院群の当番制という形で
充実を図っておるという
状況でございまして、現在市内の27病院に御協力をいただいているということで、救急車の少しでも早い対応に私どもとしては努めておるというところでございます。こういったことで、この協力病院につきましては、今後とも働きかけを行いながら、その拡充をできるだけ図ってまいりたいというふうに思っております。
それから、先ほどの東北大の付属病院前での事故についてでございますけれども、東北大の付属病院と申しますか医学部につきましては、私どもも石名坂診療所を始め、いろいろ救急面でマンパワーの派遣等で大変お世話になっているところでございまして、私どもそういうふうな
状況にあるわけでございますが、東北大学病院の持っている質・量ともに相当
充実した条件もございますので、この辺が今後の救急
医療の
部分でもさらに尽力していただくようなことで、私どもとしてもこれから機会をとらえて御要請申し上げていきたいなというふうに思っておるところでございます。
以上でございます。
59: ◯副
委員長 ほかにありませんか。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
60: ◯副
委員長 ないようですので、これをもって、
協議会を閉会いたします。
どうも御苦労さまでした。ありがとうございました。...